2019/08/09
応急処置のやり方が全然違う熱中症
熱中症の症状はテレビでやってるので皆さんご存知の事が多いですね。
でもテレビでは言っていない熱中症の症状もあるんです。
それは「夏風邪」のような症状の熱中症。
夏風邪ならそれは風邪なので違います。
風邪なら1週間もあれば治っていきます。
しかし注意しないといけないのが「長引く夏風邪」です。
よく昔から「夏風邪は長引く」と言われています。
ですがそれ、本当にただの「夏風邪」でしょうか?
病院に行って薬をもらったけど全然効かないという人は夏風邪ではないと私は思います。
何となく体がだるい、食欲がない、薬を飲んでも効かない
こんな症状が1週間以上続いてる人は夏風邪のような症状の熱中症かもしれません。
このタイプの熱中症は体の中に熱がこもってしまい徐々に体調が悪くなることが多いです。
体の中に熱がこもるので内臓の働きが悪くなり薬や点滴が効きません。
汗が出にくい人はこのタイプの熱中症になりやすい傾向にあります。
当院にもそういった症状の方がいらっしゃるので応急処置を施します。
早い人は一回の応急処置で「嘘のように楽になった」と言ってます。
あくまでも応急処置なので誰でもやっていい処置ではないので
ここでは処置のやり方は書きません。
熱中症には徐々に体調が悪くなるような、夏風邪のような症状もあることを覚えておいてください。
2019/07/30
ラ〇ネ菓子
子供が大好きなお菓子の一つにラ〇ネ菓子があります。
けっこうおいしいです。
子供が泣くとラ〇ネ菓子をあげて落ち着かせ、また子供がぐずつくとラ〇ネをあげ・・・
そういう事をしてるママさんも多いと思います。
実際、当院に来ているママさんもやってました。
でも注意が必要です。
ラ〇ネ菓子の90%以上は炭水化物です。
言ってみればほぼ 砂糖 です。
この砂糖というものは実はめちゃくちゃ依存性が高い物なんです。
上記した
「子供が泣くとラ〇ネ菓子をあげて落ち着かせ、また子供がぐずつくとラ〇ネをあげ・・・」
というのは完全に負のスパイラルにハマってしまっています。
ラ〇ネ菓子は人工的なブドウ糖なので血糖値が爆発的に上がってしまいます。
それを下げようとインシュリンが大量に出てしまいます。
爆発的に血糖値が上がったので体もインシュリンをどれだけ出せばいいかわからない。
血糖値が爆発的に上がると危険なので体は体を守るためにインシュリンを爆発的に出してしまいます。
すると今度はインシュリンが出過ぎてしまい、体が 低血糖状態 になってしまいます。
低血糖状態になるとイライラしたり、キーキーしたりします。
そこでまたラ〇ネ菓子を与えて落ち着かそうとする。
そしてまたインシュリンが出過ぎて低血糖状態、またキーキーしてラ〇ネ菓子をあげて・・・
これが負のスパイラルです。
僕はラ〇ネ菓子に関しては 子供にあげないで! と言ってます。
お母さんが握ったおにぎりをあげるか、せんべいにしてくださいと言ってます。
お米からとるブドウ糖は爆発的に上がることはありません。
徐々に上がります。
お子さんにラ〇ネ菓子をたくさんあげている方は少しおやつを見直した方がいいかもしれません。
余談になりますが昔のヨーロッパでは薬物中毒患者の更生施設では中毒症状が出たら砂糖を与えていたそうです。
依存性が高い薬物よりも依存性が高いみたいですよ。
2019/07/26
夏休み症候群
【夏休み症候群】
勝手に言葉を作ってしまいました。
(もしかしたらもうあるかもしれませんが)
世間では子供たちの夏休みに入りました。
するとママさんの体調が悪くなります。
いつもよりご飯を作ったり、いつもより出かける事が多くなったり、いつもよりやることが増えたり・・・
夏休みに入った瞬間から
「早く夏休み終わって欲しい」と願うママさんは多いと思います。
夏休みに入る前は
「夏休みが憂鬱で仕方ない」と思ってたママさんも多いと思います。
特に小さいお子さんがいるママさんに多い気がします。
当院に来ている患者さん(ママさん)のほとんどが同じことを思っていました。
抱っこが増えたりなんやかんやで身体を痛めております。
また、いつもより疲れも溜まっているような感じになっています。
子供たちが夏休みになって身体や体調がいつもよりおかしくなる状態
それを 夏休み症候群 と勝手に言ってます。
そんな時は当院に来て日常を忘れてください。
お子様連れ大歓迎ですよ。
2019/07/18
熱中症
だんだんと暑さも厳しくなってきております。
テレビや雑誌でも「熱中症」の事について取り上げる機会が増えてきています。
熱中症にも種類があるということも言われてますね。
よく言われるのが
「外での作業中に倒れる熱中症」と「室内で倒れる熱中症」だと思います。
もちろんどちらも熱中症です。
ですが、もう少し踏み込むと
「急に症状が出る熱中症」と「じわじわ症状が出る熱中症」です。
実はこの二つ、同じ熱中症ですが処置の方法が全く違う場合があります。
「急に症状が出る熱中症」は
皆さんもご存知のようにとにかく身体を冷やしてあげる事や水分などの補給、病院に行くと点滴 と言うような処置を施します。
しかし「じわじわ症状が出る熱中症」は上記のような事をやっても効かない事があります。
そもそも「急に症状が出る熱中症」は身体の表面が熱く、中心部が冷たいような状態です。
これに対し「じわじわ症状が出る熱中症」は身体の表面が冷たく、中心部が熱いような状態です。
中心部が熱いために胃腸の働きもかなり弱っています。
そのため症状が出た時に水分の補給や点滴をやっても身体が受け付けないために嘔吐したり、下痢となって体外に出てしまいます。
「じわじわ症状が出る熱中症」になってしまった場合の処置のやり方はここでは書きませんので、気になる方は直接聞いてください。
いずれの場合も熱中症にならないように予防する事が大切ですね。
暑い所にいる人なら水分、塩分、ミネラルのこまめな補給。
室内にいる人ならエアコンを使って室温を下げる事。
エアコンの効いた室内にずっといる人なら汗をかく事。
などがありますね。
年々気温が高くなっていますので、「昔」は大丈夫でも「今」は大丈夫ではありません。
むしろ危険だという事を頭に入れておく必要があるかもしれません。
2019/07/08
骨盤の開き
妊娠中や産後は骨盤が開くと言います。
出産経験がある方は心当たりがあると思います。
よく『産後の骨盤矯正』といって骨盤を締める施術を行っている所もあります。
行ったことがある方もいると思います。
でも、中には勘違いしている方もいます。
(骨盤矯正を受けに行く方、骨盤矯正の施術をする方共に)
妊娠中や産後はもちろん骨盤は開きます。
妊娠中・産後の骨盤の開き
このイラストの黄色の部分が開くのですが、ただ左右に開いているのではありません。
そこを勘違いしている方が多いです。
当院にいらっしゃる妊娠中や産後の方 全員が『ただ左右に開いている』と思っていました。
妊娠中や出産時は骨盤は少し捻じれながら開きます。
なので左右対称ではありません。
捻じれながら開くことによって、骨盤の中で らせん の動きが出来るようになります。
物が進むときはこの らせん の動きが一番効率的です。
ホースなんかでも出てくる水をよーく見ると らせん の動きをしています。
骨盤も捻じれる事によってらせんの動きを作りだし、赤ちゃんが産道を進みやすくしています。
その為、どう捻じれ、どれだけ開いたかをちゃんと見極めて施術をしないといけません。
妊娠中はホルモンの影響で骨盤が開こうとしているので、締めすぎてはいけません。
(身体に逆らう事になります)
産後は逆に締まろうとするので急激に締めてはいけません。
その見極めが大事だと思います。